副鼻腔炎(蓄膿症)で鼻がつまっていると、夜に寝つきが悪くなり、眠っても苦しくてすぐに目が覚めてしまうことがよくあります。
また、口を開けて呼吸しているので、朝起きたときにはのどが乾燥でガラガラになり、痛みを生じる場合もあります。目覚めも当然、悪くなります。
そういった就寝時の鼻づまりの悩み改善におすすめなのが、タマネギを枕元に置く「タマネギ深呼吸」です。
タマネギには皮を中心に、ポリフェノール(植物に広く含まれる色素成分)の一種であるケルセチンという成分が含まれています。
ケルセチンは、強い抗酸化作用があり、ポリフェノールの作用が高いといわれています。このケルセチンが、アレルギーを引き起こすヒスタミンを抑制し、鼻づまりを改善してくれるのです。
ヒスタミンは、肥満細胞(炎症や免疫反応などの生体防御に重要な役割を持つ細胞)で生成され、通常はこの細胞内でおとなしくしています。
ところが、外界からの刺激によって細胞の外に出てしまったり、増えすぎたりするとアレルギー反応を引き起こします。このヒスタミンを抑えるケルセチンの働きは強く、ヨーロッパではケルセチンが抗ヒスタミン剤として医薬品にも認定されています。
タマネギには、ケルセチンのほかにも硫化アリルという鼻づまりに有用な成分が含まれています。タマネギを切ると涙が出てきますが、その原因成分が硫化アリルです。
硫化アリルには、強力な抗菌・殺菌作用に加えて、新陳代謝を活発にする働きがあり、鼻づまりの改善に役立ちます。
タマネギ深呼吸は極めて簡単です。タマネギを皮がついたまま薄切りにして器にのせ、においが届くように枕元に置いたまま眠ります。
ケルセチンは、特に外皮に多いので、外皮をつけたまま切ってください。
タマネギがもったいないと感じる人は、夕食にタマネギを使い、そのときに出た外皮や切れ端などを活用してもいいでしょう。
また、枕元にタマネギを置くことに抵抗がある人は、眠る直前に切ったタマネギを鼻に近づけ、口を閉じて鼻から思いきり息を吸い込んでください。これをくり返すと鼻が通ってきて、眠りやすくなるでしょう。
-PR Column-【編集部オススメ】つらいズルズル対策のお茶
セルフケアはもちろん大切ですが、みなさんは田七ニンジンという植物をご存知でしょうか?
高麗ニンジンなどと同じように、中国では漢方薬として使用されている植物で「カテキン」と「サポニン」の成分を多く含む食品です。
「茶カテキン」と言えば、聞いたことがある人もいるかもしれませんが、カテキンは健康維持への働きが期待されており、特に【ズルズルや詰まり】があって思ったような呼吸ができない人におすすめとされています。
また、サポニンはウコギ科の植物やマメ科の植物に多く含まれています。含まれる植物によって構造が異なり、性質や働きに多少の違いがあるようですが、田七ニンジンや高麗ニンジン由来のものは「ニンジンサポニン」といい、詰まって黄色いネバネバの人、いつもすすっている人には有用な成分と考えられています。
カラダネ編集部は、これらの成分をしっかりと摂取できるお茶を見つけました。
それが【白井田七。茶】というお茶。田七ニンジンに含まれるサポニンはもちろん、化学肥料を使用しない有機栽培された茶葉を使用しており、安心して飲むことができるのです。お茶に含まれる茶カテキンもしっかりとれるのもうれしいポイント。
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記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。
写真/© Fotolia ©カラダネ
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