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菌活ダイエットにオススメの【塩きのこ】作り方&保存法〜塩を振り、レンジでチン〜
則岡孝子
菌活(きんかつ)が今ブームです。
ざっくり説明すると、発酵食品やきのこなどに含まれる「体にいい菌」を積極的に食べて、体を内側からキレイにしよう、健康になろう、ダイエットしようという試みを「菌活」というそうです。
脳活、婚活、妊活、朝活など「●活」という言葉が最近使われていますが、ついに食事法にも広がったということでしょうか。
「活」がつくと、なんだか「やるぞ!成功させるぞ!」といった印象になりますね。
これを機にみなさんも菌活ダイエットを成功させましょう。とにかく簡単でおいしくて作用が大きいですから。おすすめ菌活食は、手作り「塩きのこ」です。
菌活ダイエット成功のために、きのこがおすすめ
初めに、菌活というとヨーグルトや納豆、漬物といった「発酵食品を食べること」と理解している人が多いと思いますが、実際はそれだけではありません。
発酵食品のほかに、「きのこ」もすごい菌活食です。
なぜなら、きのこは「菌そのもの」だから。菌活では絶対欠かせない食材といえるでしょう。
「菌」という漢字、訓読みで「きのこ」と読むことをご存じですか?
きのこを植物と思っている人もいるかもしれませんが、正確には植物ではなく「菌類」に分類されます。
つまり、「きのこを食べる」=「菌そのものを食べる」ことになります。数ある菌活食材の中でも菌そのものがとれる唯一の食材がきのこというわけです。
特に菌活ダイエットを成功させたいなら、ダイエットに役立つ食物繊維やその他の減量栄養がたっぷりのきのこが断然おすすめ。
菌そのものであるきのこを食べると、腸内フローラが善玉菌優勢になり、体脂肪が減りやすい「ヤセ体質」へと変わっていきます。今話題の「ヤセ菌」を腸内で増やすのに役立ちます。
もちろん、便秘の改善にも役立ちます。便秘が改善すれば、その分、体重も減りますし下腹太りも改善するはずです。
そして、きのこで菌活ダイエットを成功させるおすすめの食べ方、それが「塩きのこ」です。
テレビでも話題になったのでご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
塩きのこなら菌活ダイエットが無理なく続く
塩きのことは、「きのこに塩をふりかけて電子レンジ(500ワット)で5分間加熱するだけ」で手作りできる菌活ダイエット食です。
作り方を、写真で少しわかりやすく解説しましょう。下記のとおりです。
●材料
きのこ600グラム(えのき・まいたけ・エリンギ各200グラムがおすすめ)、塩大さじ1(きのこの重さに対して約3%)、
●作り方
①えのきは根元を切り落としてほぐす。まいたけは小房に割き、エリンギは縦半分に切り、手で薄く割く。
②耐熱ボウルにきのこの半量を入れたら、塩大さじ1/2を入れ、混ぜ合わせる。残りのきのこを足して塩大さじ1/2を振る。
③耐熱ボウルにふんわりとラップをかけたら、電子レンジ(500ワット)で5分加熱したら出来上がり。
菌活ダイエットに塩きのこがいい理由
理由は主に3つあります。
❶低カロリー・低糖質。減量に役立つ栄養が多い
きのこは、低カロリー・低糖質なため、体脂肪になりにくくダイエットには最適です。また、食物繊維が葉物野菜以上に多いため整腸作用が大きく、腸が善玉菌優勢になってやせやすい体質に一変します。
❷おいしい
きのこはどんな種類のものでも旨味成分が多くておいしいという共通点があります。特に、塩との相性は抜群。おいしすぎるダイエット食として、菌活ダイエットが挫折しにくくなります。
❸常備菜としてさまざまな料理に使える
塩きのこは手軽に作れるし、冷蔵庫や冷凍庫で保存もできます。後述しますが、調味料感覚でさまざまな料理に使えます。普通にきのこ料理を食べるよりもバリエーションが多く、毎日食べても飽きません。
塩きのこダイエットのやり方&保存法
塩きのこダイエットを行う場合、塩きのこを調味料のように利用するのがおすすめです。
上記で紹介した作り方は実は少しだけ塩気が濃いのですが、これは「日持ちしやすくするため」と「調味料感覚でまぜて、おいしく食べるため」の2点を考慮しています。
例えば、大根おろしと和えて小皿料理を1品増やしたり、スープやすまし汁などの汁物の具として利用したり、刻んでハンバーグやオムレツにまぜれば、料理のカサがまして摂取カロリーが抑えられます。
塩きのこを保存するさいの目安としては、冷蔵庫に保存し5日程度を目安にしてください。夏場は食品が傷みやすいので、4日め以降は加熱調理しましょう。
また、冷凍すると旨味成分が凝縮されるためさらにおいしくなります。ぜひ試してみてください。
菌活【塩きのこ】ダイエットで10キロやせた人も!
塩きのこで行う菌活ダイエットはとても簡単で、一度始めるとおいしすぎて病みつきになる人もたくさんいます。
テレビ番組で放映されたきのこダイエットでは、40日間で10キロやせた人、便秘が即日改善した人もいたそうです。
健康情報誌『わかさ』では、管理栄養士の方やフィットネスライターといった、健康づくりのプロフェッショナルの人も塩きのこダイエットで2キロやせた!50代でも体脂肪率13%維持!といった例が紹介されています。
最後に、塩きのこダイエットでおすすめのきのこは、えのき・まいたけ・エリンギです。
なぜなら、この3つには、ダイエットに役立つ栄養がたっぷり含まれており、体脂肪や中性脂肪、コレステロールを減らす働きも実証されているため。
みなさんも、今日から塩きのこの菌活ダイエットを始めてみませんか?
記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。
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