カラダネ(わかさ出版)
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【慢性腎臓病の予防】運動・食事療法まとめ|医師・専門家に学ぶセルフケア「カラダネ」
「慢性腎臓病(CKD=Chronic Kidney Disease)」は、さまざま原因により腎機能が低下していく腎臓病の総称です。カラダネでは、原因はもちろん、病状に応じた最適なセルフケアを紹介してきました。今回は、慢性腎臓病への運動・食事療法によるアプローチをまとめて紹介します。
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40代〜が腎臓病の恐さを知っておくべき理由
2017年現在、日本国内の慢性腎臓病の推定患者数は1330万人。予備群も含めると、その数は2000万人近くに上るともいわれています。腎臓病は一部の人だけが発症する病気ではなくなってきているのです。
加齢とともに増える慢性腎臓病(CKD)の推移
慢性腎臓病は加齢とともに患者数の割合が上がります。何より危険なのは、腎臓は気づかないうちに衰えてしまうということです。気づいたときには、すでに危険な状態になっていることも多いのです。
くわしくは、次の記事をご覧ください。
この記事の信頼性が高い理由は?
東京慈恵会医科大学教授の川村哲也先生、渡辺医院院長の渡辺完爾先生、水嶋クリニック院長の水嶋丈雄先生など、信頼できる医師が執筆・監修したカラダネオリジナルの記事をまとめています。
東京慈恵会医科大学教授の川村哲也先生。
監修に「腎臓の疲れをとる!」(マガジンハウス)、「腎機能を強くする本」(宝島社)、「腎臓の疑問がみるみる解決する本」(主婦の友社)など、多数あり。
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慢性腎臓病とは?
慢性腎臓病は、さまざまな原因で慢性的に腎機能が低下していく腎臓病の総称で、その原因は多岐にわたりますが、代表的なものが3つあります。
それが、
- 糖尿病性腎症
- IgA腎症
- 腎硬化症
の3つになります。
くわしくは、次の箇所をご覧ください。
腎臓は気づかぬうちに衰えるため、慢性腎臓病予備軍が多い
慢性腎臓病になりやすいタイプの人とは
- 高血糖や高血圧
- メタボリックシンドローム
- 先天的な腎臓の異常や慢性腎臓病の家族歴
- 尿路結石や尿路感染症
- 過去の検診による尿異常の有無
以上のような人が、慢性腎臓病になりやすいタイプの人になります。
くわしくは、次の箇所をご覧ください。
高血糖や高血圧を放置して、慢性腎臓病を発症する人が急増中
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腎臓の衰えを自分でチェックするには?
慢性腎臓病が恐ろしいのは、自覚症状が乏しく、ふだんから自分自身で注意していないと知らぬ間に悪化してしまうこと。自分で判断するには、体調や口臭、尿の状態などから確認する必要があります。
くわしくは、次の記事をご覧ください。
慢性腎臓病の進行度・重症度とは?
慢性腎臓病の進行度は、GFRという腎機能の状態を示す数値によって、以下の通り6つのステージに分けられます。ステージが進むほど危険な状態ということを意味します。
慢性腎臓病のステージ区分
慢性腎臓病の治療はステージによって異なります。
くわしくは、次の箇所をご覧ください。
慢性腎臓病の進行度には6段階ある
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慢性腎臓病の治療法は?
ステージG4までの人の治療法は、薬物治療が基本になります。薬物療法では、もともとの病気や病状に応じて、降圧薬や利尿薬、抗血小板薬などが用いられます。
慢性腎臓病に陥ると血圧が上がり、高血圧になると腎機能が衰えやすくなります。食事療法や運動で血圧がコントロールできない場合、降圧薬や利尿薬で、2~3カ月かけてゆっくりと血圧を下げます。利尿薬は尿の出が悪いときや、むくみがあるときにも用いられます。抗血小板薬は、尿たんぱくを減らしたり腎臓内の血流を促したりするために処方されます。
原疾患に糖尿病性腎症がある場合は、経口糖尿病治療薬やインスリン注射など、慢性糸球体腎炎(IgA腎症など)がある場合は副腎皮質ホルモン薬などが、それぞれ使用されます。また、腎機能の低下で起こる貧血や高尿酸血症、高カリウム血症、低カルシウム血症などの治療薬が必要になるケースもあります。
慢性腎臓病を予防・改善する運動
運動の内容とやり方しだいでは、腎臓を酷使して慢性腎臓病を悪化させる恐れがあります。しかし、慢性腎臓病のステージや症状に合わせて適切な運動療法を定期的に行うことが、腎機能の改善や維持、透析予防になることがわかっています。
順天堂大学名誉教授の富野康日己先生は、ステージ(進行度)別に下記のようなトレーニングを推奨しています。次の箇所をご覧ください。
ステージ別に推奨されている運動は下記のとおりです。
- ウォーキング(ステージG1〜G3の人向け)
- 片足立ち・ゆるスクワット(ステージG1・G2の人向け)
- 爪先&かかと上げ・太もも上げ(ステージ3以上の人向け)
- ふくらはぎマッサージ(ステージ4以上の人向け)
さらに、カラダネがおすすめする2つの運動があります。いずれも医師が推奨するとっておきの運動法です。自身のステージと体調を考慮して、自分に合った運動を実践してみましょう。
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慢性腎臓病を予防・改善する食事
腎臓を守る食生活としては、腎臓への負担を和らげてあげることが最重要です。そのためには、塩分摂取量を抑えることがまず大切です。さらに、腎臓病のステージや病態に応じて、タンパク質やカリウムも摂取制限をする必要が出てきます。
カラダネでは、アメリカで腎臓病の進行を抑えるとわかった8大食材・無理せず減塩できる数々の裏技を紹介します。くわしくは、次の記事をご覧ください。
糖尿病腎症の原因と対策
慢性腎臓病(CKD)の重大原因には、糖尿病合併症としての腎症があり、これを糖尿病腎症といいます。糖尿病腎症がほかの慢性腎臓病よりも恐ろしいのは、人工透析に至る最大原因であるとともに、ほかの原因で透析を始めた人よりも5年生存率が極端に低いからです。
危険な糖尿病腎症ですが、最近になり症状を改善に導く画期的な薬が見つかりました。
くわしくは、次の箇所をご覧ください。
【安心】糖尿病腎症は初期なら薬でほぼ100%治る
カラダネでは、糖尿病腎症の悪化を防ぐ対策として、「血糖値の急上昇・血糖スパイクを防ぐ食事対策」と「AGEを減らす食事対策」をおすすめします。
くわしくは、次の記事をご覧ください。
IgA腎症の原因と対策(治療)
IgA腎症は慢性糸球体腎炎の一種で、糸球体内の毛細血管に、抗体(免疫反応を起こす物質)の一つの免疫グロブリンA(IgA)が沈着し、炎症を起こす病気です。アジア人に特に多く、日本でも慢性腎炎のうち約50%を占める、最も頻度の高い病気になります。
くわしくは、次の箇所をご覧ください。
IgA腎症が起こるしくみ
かつて、不治の病とされてきたIgA腎症ですが、現在では初期段階であれば症状寛解に導ける画期的な2つの治療法があります。
くわしくは、次の記事をご覧ください。
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記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。
写真/© Fotolia ©カラダネ
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