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極上の【ゆず種化粧水】の作り方。種のヌルヌルを洗わないのが肝!
ゆずの季節になりました。11月から出荷量が増え、12月に最盛期を迎えるゆず。みなさんも料理に使ったり、冬至でなくても湯船に入れたり……ところで使い終わったユズ、もしかして捨てていますか??
ちょっとお待ちを!ゆずの種を捨てるなんてもったいない!!
ゆずの種は、捨てないで化粧水を作りませんか?四国の美肌の主婦がこぞって使っている(という噂の)、今人気の化粧水。作り方を紹介します。
使用する際には、パッチテストを忘れずに。
ゆず種化粧水の作り方
極上のゆず種化粧水。作り方はとても簡単です。図も参照してください。
●用意するもの
ゆずの種(洗ってないもの)、ゆずの種の3〜10倍量の焼酎(甲類)
●作り方
広口瓶にゆずの種と、ゆずの種の3〜10倍量の焼酎を入れます(量はあとで調整してもOK)。
1日1回、広口瓶をひっくり返して混ぜながら、広口瓶を冷蔵庫に入れて1週間以上漬け込み、液体がトロッとしてきたら出来上がり。
●保存法
冷蔵庫で1ヵ月くらい保存できる。
●使い方
100円ショップの化粧水用のスプレーなどに入れて、いつもの化粧水の代わりに顔や全身に贅沢にたっぷりと使ってください。
使う前には、腕などの目立たない部分に少量をつけて、肌に異常が出ないか確かめてください。肌が弱い人は、水で3倍ほどに薄めたものを使うといいでしょう。アルコールアレルギーの人は、焼酎の代わりに水で作ってください。
水で作り種を取り出した化粧水や水で薄めた化粧水は冷蔵庫に保存して、1週間程度で使い切ってください。
人気の理由4つ。NHKの朝の番組で人気に火がついた
ゆず種化粧水は、ユズの産地の高知や徳島など四国の主婦の間で長年伝わってきた秘伝の化粧水です。実際に使っている人の間では、
「肌がツルツル、スベスベになる」
「冬でも乾燥知らずになった」
「ゆず種化粧水を使いはじめたら、ほかの化粧水では満足できなくなった」
などといった感想が聞かれるそうです。
ゆず種化粧水が人気の理由は主に4つ。
理由①
乾燥した肌をしっとりさせる保湿性の高さです。顔だけでなく、全身に使っている人が多くガサガサしたかかとやひじも、しっとりスベスベになると評判です。
理由②
ゆず種と焼酎だけでできるので、手軽に作れて安価です。しかも、ゆず種化粧水はトロミがあり、贅沢感のある極上のつけ心地が人気です。
理由③
保湿以外にもシミやクスミの改善、ニキビなどの肌トラブルの改善など、美肌を維持する働きが期待できるそうです。日焼けや虫刺されにもいいといわれ、強い日差しの下で働く農家の女性にも広く愛用されています。
理由④
材料がゆず種と焼酎だけで添加物がいっさい入っていないため安全安心なこと。アルコールアレルギーがなければ敏感肌の人も、安心して使うことができます。
ゆず種化粧水は、NHKの朝の番組でも紹介されて以降、四国などの産地のみならず全国で大評判になりつつあるのです。
種のヌルヌル成分「ペクチン」が美肌へと導く?
さて、ゆず種にいったいどんな成分があるのでしょうか。
ゆずの種を取り出すと、ヌルヌルしていることがおわかりいただけるでしょう。これは、ペクチンという水溶性食物繊維。
ペクチンには、抜群の保水力があります。このペクチンの保水力によって、ユズ種化粧水の魅力であるトロミのある極上のつけ心地と、つけた瞬間に肌がしっとりスベスベになる保湿力が実現すると考えられます。
作り方のところで、種は洗っていないものと書かれていますが、洗うとペクチンが落ちてしまうからです。
種は乾燥させて作るのもおすすめ
ゆず種の化粧水を作ろうとしても、さすがに1個のゆずからは種がそれほど取れないので、何個か使った後に種をまとめて化粧水にする場合もあるでしょう。
そのときは、種を乾燥させておくといいそうです。
洗わずにザルに広げて天日干しにすると種が乾燥します。その種は乾燥剤を入れた密閉袋に保存してください。ある程度の量になったら、ゆず種化粧水を作るのがオススメです。
作るのが面倒な方は、市販の化粧水もあります。また、種を集める作業が面倒なら、市販の乾燥種で手作りすることもできます。
美肌の維持を期待して、みなさんも一度試してみませんか?
記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。
写真/© Fotolia ©カラダネ
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