甘酒(米麹)の作り方ガイド|安価で超美味、魔法瓶を使えば手作りも簡単|カラダネ

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甘酒(米麹)の作り方ガイド|安価で超美味、魔法瓶を使えば手作りも簡単

解説 実践女子大学名誉教授
田島眞

米麹を使って作る「甘酒(以下、麹甘酒と呼ぶ)」って、実は自宅でとても簡単に手作りできちゃうんです!今回は麹甘酒ビギナーのみなさんに、作り方の基本から、魔法瓶を使ったお手軽手作り法まで一挙にご紹介します。実践女子大学名誉教授の田島眞先生に話をお聞きしました。

健康・美容に興味のある方はぜひ、「麹甘酒生活」を始めてみませんか?

麹甘酒には3種の作り方がある

家庭で甘酒を手作りするなら、アルコールを含む酒粕よりも、自然な甘みになる米麹を使うことをおすすめします。知らない方も多いと思いますが、麹甘酒には「3つの作り方」があります。

麹甘酒の作り方❶「かた作り」

麹甘酒の1つ目の作り方は、「かた作り」という方法。米麹と米(炊く前の重さで換算)を1対1で混ぜて、60度Cくらいの温度を保って発酵させる作り方です。

麹甘酒の作り方❷「うす作り」

麹甘酒の2つ目の作り方は、「うす作り」という方法。かた作りの材料(米と米麹)と60度Cの湯を2対1の割合で合わせて出来上がりです。

かた作りは、トロッとした風味になり、うす作りは湯を加えるため水分が多く、サラサラとした仕上がりになります。

麹甘酒の作り方❸「はや作り」

麹甘酒の3つ目の作り方は、「はや作り」という方法。使用するのは米麹と、同量の60度Cの湯だけなので、米麹の風味を最も感じることができます。

3つの作り方いずれも、60度Cを保ちながら8時間ほど発酵させます。

魔法瓶で60度Cの温度を保てる

この3つの作り方の中では、「はや作り」がおすすめです。というのも、多くの家庭にある魔法瓶を使えば、より簡単に麹甘酒が作れるからです。

米麹を発酵させるためには、常に60度Cくらいの温度を保たなければなりません。温度を確認しながら8時間も発酵させるのは大変な作業です。それが、魔法瓶に入れておけば温度が一定に保たれ、放っておくだけで、麹甘酒が出来あがるのです。

魔法瓶と米麹の簡単「麹甘酒」の作り方

s_作り方1.jpg手順❶
水200mlを鍋に入れて火にかける。水温計で温度を測り、60度Cになったら、米こうじ200gを加える。

s_作り方2.jpg手順❷
全体をしゃもじでかきまぜながら、弱火で65度Cになるまで加熱し、火を止める。

s_作り方3.jpg手順❸
鍋の中身を魔法ビンに移し、フタをして8時間ほどたったら出来上がり。

手作りした麹甘酒は、あまり日持ちしません。必ず冷蔵庫で保存し、1週間以内に飲みきってください。

飲み方としては、冷やしたままか、常温で飲むことをおすすめします。そのほうが、麹甘酒に含まれているペプチド(アミノ酸の結合物質)などの成分が壊れにくいからです。
また、高血圧の予防・改善が目的なら、麹甘酒を朝食時に飲むといいでしょう。血圧は就寝中に低くなり、朝起きると上昇するためです。 飲む量は、コップ1杯(200ml)を目安にしてください。高血圧は、病院での治療が不可欠です。医師から食事の指導もあるかと思います。自己判断をせず、主治医の治療方針に従ったうえで甘酒を試していただきたいと思います。

記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。

写真/©カラダネ © Fotolia 

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