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頑固な耳鳴り・めまいのセルフケア動画「つむじゆるめ」で内耳の血流を促そう
耳鳴りやめまい、難聴の場合、病院で治療したらすぐに治った!という人はそれほど多くないといいます。
西洋医学の治療だけではなかなかよくならない人が多いのです。
帝京平成大学教授で医師の上馬塲和夫先生は、頑固な耳鳴りやめまい、難聴で悩む人に西洋医学以外の治療法を取り入れて作用をあげています。その治療法とは頭皮の緊張をほぐす「つむじゆるめ」。
自分で簡単にできるこのセルフケアがいったいなぜいいのでしょうか?
健康情報誌『わかさ』2018年3月号では、つむじゆるめについてくわしく解説されています。カラダネでは、つむじゆるめのやり方動画を公開します。
つむじゆるめのやり方動画
まずは、つむじゆるめのやり方動画をご覧ください。
こんなに簡単なのに、本当に作用があるのかと疑いたくなる人もいるでしょう。上馬塲先生によると、このやり方はインドの伝統医学、アーユルヴェーダからヒントを得ているといいます。
耳鳴りがある人は、頭皮が緊張していた
もともと上馬塲先生は、耳鳴りやめまい・難聴で悩む人にはある特徴があると気づいていたそうです。その特徴とは、「頭皮の緊張」です。緊張によって頭皮がむくんだり突っぱったりしているというのです。
そこで、この頭皮の緊張を改善することで耳鳴りなどが改善できるのではないかと考え、いいやり方を模索したそうです。そして、上馬塲先生が研究の末に見つけたのが、チャンピサージと呼ばれ、インドでは伝統的に行われている頭皮をほぐすやり方でした。
頭皮の緊張をほぐす「つむじゆるめ」で耳鳴りを改善
上馬塲先生は、頭皮をほぐすやり方が医学的にも理にかなった方法だと気づいたそうです。
というのも、耳鳴りやめまい・難聴は内耳神経の不調を改善することが重要だからです。内耳神経は、脳幹にあって外部からは簡単に触れません。
ところが、頭皮から適切な刺激を与えれば脳内の血流がアップすることが解剖生理学的事実から推定できるそうです。
上馬塲先生によると、実際に頭皮を刺激した大学の試験があるそうです。その試験では、頭皮を刺激することで頭部も全身も血流がよくなったといいます。
内耳の血流もよくなって内耳神経の不調も改善できると考えられます。これは、内耳の血流がよくなると内耳神経に新鮮な酸素と栄養が届くため、神経が正常に働くからです。
つむじゆるめで耳鳴りが小さくなり、眠れた!
実際に、つむじゆるめを実践し、耳鳴りが改善した人がいます。
東京都の田中和夫さんもその一人で、田中さんはザーザーという耳鳴りに悩まされ、全身がだるかったそうです。田中さんは、つむじゆるめを行ったところ、不思議と耳鳴りが気にならない程度まで改善し、全身が軽く感じられるようになったといいます。
田中さんのような方は、何人もいるそうです。みなさんもぜひ試して見てください。
つむじゆるめは『わかさ』2018年3月号でくわしく解説されていますので、ご覧ください。また、耳鳴りや難聴・めまいがある人は、耳鼻咽喉科の専門医に診てもらうことを忘れないでください。
記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。
写真/© Fotolia ©カラダネ
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出典:『わかさ』2018年3月号(詳細はわかさ出版ホームページにて)
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