オリジナル問題は、本人に身近で興味のある言葉が解答となるため、利用者のやる気を効率よく引き出すことができるようです。実際に、スタッフがオリジナル問題を出題したところ、そこから新たな話題が広がり、利用者の人に笑顔が増えることもよくあります。

さらに、個人的な問題を解くことで自身の記憶を掘り起こすことにつながるため、「回想法」（思い出をよみがえらせることで、認知症の進行を遅らせたり精神的な安定を図ったりする療法）としての作用もあるようです。

オリジナル問題が手軽に作れるように、下に手作りシートを掲載しましたので、みなさんもぜひ、想像力を駆使しておもしろい問題を作ってみませんか。

そして、身近に認知症、あるいは認知症予備群と思われる人がいたら、その人に合った問題を作って一緒にチャレンジしてみるのもおすすめです。問題を解く人ばかりでなく、問題を作る人にとっても、優れた脳トレになるのではないでしょうか。

脳修復ワードパズル（文字並べ替え）問題手作りシート
認知症の心配がある人は、専門医の治療を受けつつ、この記事を参考にしてください。

この記事は医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/©カラダネ