カラダネ(わかさ出版)
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【顔のシミを消したい人へ】専門医推奨の洗顔法「弱めシャワー」で、肌への刺激を少なく!
シミやシワを防ぎたいし薄くしたい、張りのある肌を保ちたい、いつまでも若々しくいたい……そうした願いをかなえるにはスキンケアが欠かせません。特に、女性のみなさんは、毎日スキンケアを欠かさない人が多いと思います。
ところが、良かれと思って毎日やっていることが、実は美肌を保つという点においては逆効果だった……そうしたことが少なくないのをご存じでしょうか。
特に、みなさんが間違えがちな洗顔と食事について、菜の花皮膚科クリニック医師の菅原由香子先生、高須クリニック院長の高須克弥先生にお話をお聞きしました。
正しいスキンケアの知識を身につけませんか?
肌への刺激が強い洗顔は、シミやくすみの原因に!?
みなさんの中には、化粧落とし時にはクレンジング剤を使って、洗顔時には石けんを使ってゴシゴシと皮膚をこすっている人が多いのではないでしょうか。こうした肌を刺激するスキンケアは、シミやクスミの原因になります。
つまり、シミを薄くしようと思って努力して肌ケアをすることで、かえってシミが濃くなる人が多いのです。
シミを薄くするには、肌をなるべく刺激しないスキンケアを心がけることが重要です。具体的には、以下の点について心がけましょう。
- 化粧落としのさいは肌にクレンジング剤をつけ、優しいタッチで皮膚が動かない程度の力で行う。
- 洗顔は、石鹸をよく泡立て、こすらずに顔にまんべんなく行き渡らせ泡の力で汚れを落とす。フワフワの泡で洗顔すれば、皮膚への刺激は最小限ですみます(※顔をこすらなくても、肌の汚れは泡の吸着力が取ってくれます)。
- 顔を洗い流すさいは、強い水圧のシャワーはさけ、水圧もできるだけ弱くして、20~25度Cの温度に設定しましょう。洗面器にためた水で行うのもおすすめです(お風呂と同じ40度Cのお湯で洗うと肌にある保湿成分が流れて、乾燥肌の原因になります)。
洗面器にためた水で顔を洗い流すさいは、水を出しっぱなしにして、洗面器内の水を清潔に保ってください。
このように、肌に刺激を与えないように心がければ、クスミが薄れて透明感あふれる肌になり、シミがどんどん薄くなってくるでしょう。
(解説:菅原由香子)
砂糖のとり過ぎもシミの原因になる可能性がある
シミができる一番の原因は、「紫外線」です。ところが最近、私たちがふだんとっている食品の中に、とり過ぎるとシミの生成を促すものがあることがわかってきました。
それは、女性が大好きなスイーツなどに広く使われている砂糖(白砂糖)です。砂糖をとり過ぎると、肌細胞の老化を進めるリポフスチンという物質が体内に発生します。リポフスチンは「老化色素」とも呼ばれ、シミやクスミの原因になり、その作用はメラニン色素よりも強いといわれています。
リポフスチンは、酸化の影響を強く受けるところで発生するため、紫外線や皮脂酸化の影響を受ける部分ほどシミができやすくなります。額から頬にかけて黒ずんだような色素沈着が現れたら、それは砂糖のとり過ぎが原因かもしれません。
リポフスチンの発生を防ぐには
第一の対策は、もちろん砂糖をとり過ぎないこと。どうしても甘いものが食べたいときは、お菓子ではなく果物にしましょう。料理や飲み物に甘味を加える場合も、黒砂糖や甜菜糖、キビ砂糖、ハチミツなどを使うといいでしょう。
さらに、ビタミンEをとることも有効です。ビタミンEは、細胞膜の脂質が過酸化脂質に変化するのを抑えて、リポフスチンの生成を強力に防いでくれます。
したがって、間食やデザートをとるなら、ビタミンEの豊富なアーモンドやナッツ類が、果物ならアボカドやキウイなどがおすすめです。
(解説:高須克弥)
この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。
写真/©カラダネ © Fotolia
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