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【下肢静脈瘤の症状セルフ診断】血管が浮き出なくても足が「重だるい」「疲れる」「つる」は疑い濃厚
足の静脈が正常に働かなくなる「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」は、30歳以上の人に多く見られる病気です。
年齢とともに血管を形成する筋肉が衰えることが関係し、放っておくと湿疹や潰瘍ができることがあるそうです。
足の血管がボコボコと浮きあがるという症状が特徴的ですが、ほかにもさまざまな症状が現れるので、もしかしたらあなたの足にも兆候が現れているかもしれません。
下肢静脈瘤の疑いがあるかどうかを確認できる、簡単なセルフチェックシートをご用意しましたので、あてはまる項目がないかチェックしてみてください。
チェック後、下肢静脈瘤の疑いがある人は必ず専門医に診てもらい、改善に努めることが大切です。
下肢静脈瘤の症状〜セルフ診断表でチェック!〜
下肢静脈瘤になると、足の血管が浮き出てくるだけでなく、足を中心としたさまざまな症状が現れます。下にある「下肢静脈瘤セルフチェックシート」を試してみてください。
該当する項目が4個以上あれば、下肢静脈瘤の疑いがあります。
下肢静脈瘤の主な症状を詳細解説
●だるい・疲れる・むくむ・ほてる
下肢静脈瘤の代表的な症状で、足に血液がたまるために起こります。起床時には足に血液がたまっていないので感じませんが、長時間立った後や夕方、夜によく現れる症状です。
●足がつる
ふくらはぎの筋肉のけいれんで、下肢静脈瘤の人は激しい運動などをしなくても起こります。早朝に起こって目が覚めるという人も少なくありません。
●湿疹・かゆみ・傷が治りにくい
血流が滞り、皮膚組織に酸素や栄養が十分に行き渡らなくなるため、皮膚炎などを発症しやすく傷が治りにくくなります。また、皮膚が茶褐色に変色することもあります。
●血管が浮き出て見える
静脈の血液が逆流して、血管が太くなってうねったり、細く網の目状になったりします。浮き出る形はさまざまです。
血管が浮き出ない下肢静脈瘤もある
気をつけたいのは、血管が浮き出るといった特徴的な症状が現れない「隠れ下肢静脈瘤」です。特に皮下脂肪の多いふくよかなタイプの人は、脂肪に隠れて血管の変化が見えにくい場合があるのです。もし血管が見えなくても、足がだるいなど、ほかの項目に該当する人は、足を手でていねいにさわってみてください。
ボコボコとした感触の部位があれば、下肢静脈瘤の可能性があります。
隠れ下肢静脈瘤の場合でも、見た目が気にならないからと放置せず、血管外科などの専門医の診察を受けることをおすすめします。
この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。
写真/©カラダネ © Fotolia
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