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【アロマで夜間頻尿を対策】リラックスできる「ラベンダー」を(クリニック理事長が解説)
関口由紀
中高年に多い悩みのひとつに、寝ている間に何度もトイレに起きてしまう「夜間頻尿」があります。
十分に眠ることもできなくなり、そのストレスもまた過活動膀胱の人にとってはよくありません。
そこで、ぜひ試して頂きたいのがアロマです。
おすすめの香りとその取り入れ方を専門医の関口先生に解説していただきました。
もちろん、アロマだけで夜間頻尿が必ずよくなるわけではなく、あくまでもストレスを緩和しリラックスが大事であることをご理解ください。
トイレに芳香剤を置くのもおすすめ
就寝中に何度もトイレに起きる夜間頻尿には、ストレスが深く関係しています。寝る前にトイレへ行けば、膀胱に尿はさほどたまらないので、夜間に起きたとしてもせいぜい1回ですむものです。それが何度も尿意が起こる場合は、ストレスで膀胱が過剰に反応するタイプの過活動膀胱と考えられます。
そこで、就寝前にリラックス作用が大きいラベンダーのアロマ(香り)で寝室を満たすことをおすすめします。ラベンダーの香りには、副交感神経(体を休ませる自律神経)を刺激し、眠気を誘う作用があります。そうしたラベンダーのリラックス作用によって膀胱の収縮が抑えられ、尿意が軽くなって朝まで安眠しやすくなる可能性があります。
寝室をラベンダーの香りで満たすためには、精油とディフューザー(芳香拡散器)が必要です。水蒸気を発するディフューザーを選べば、容器に水を張ってラベンダーの精油を数滴垂らし、スイッチを押すだけで香りを発します。
なお、トイレにはラベンダーの香りを漂わす、芳香剤を置くといいでしょう。ただし、夜間頻尿の改善には、日が暮れてから水分をとりすぎない、寝る前にトイレに行く、といったことを心がけることも大切です。
そして、泌尿器科の専門医に見てもらうことも忘れずにお願いします。
記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。
写真/©カラダネ © Fotolia
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