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【ゼンタングル初心者の描き方講座】「赤ずきんの少女」を描いて心頭滅却(シリーズ第2回)
マインドフルネスアート、ゼンタングル。
名前くらいは聞いたことある人も多いのではないでしょうか。
ゼンタングルの基本の描き方は、記事下部にある関連記事よりご覧ください。
基本的な描き方を知った人は、もっといろいろなパターン(図案)や作品を描いてみたい!と思っていただけたのではないでしょうか。
今回は、ゼンタングルのワークショップに一度だけ参加したことのある筆者が実際に作品を描いてみます。
超初心者が「影絵のゼンタングル 赤ずきんの少女」に挑戦!
当初、編集担当さんからいただいた題材は、『ゼンタングル 脳活アートブック』(記事の下の出典を参照)の表紙を飾っている「森のフクロウ(下のイラスト参照)」でした。
しかし、コラムに掲載された愛好家の方々の作品を見て、猛烈に尻込みしました。
瞬時に、フクロウの前ページに掲載されていた「赤ずきんの少女(下のイラスト参照)」を逆提案した私です。難易度は変わらないかもしれないと、すでに後悔しています。少女が少しでも可愛くなるよう、禅の精神で集中力を高め、取り組んでみたいと思います。
絵心がなくても自信がなくても、夢中で取り組める
この「赤ずきんの少女」のように、花や動物など具体的なモチーフを使って描く作品は「ZIA」と呼ばれています。ZIAとは「ゼンタングル・インスパイアード・アート」の略です。
ゼンタングルはさまざまなパターンを組み合わせて描いていきますが、今回使うパターンは次の7つです。
STEP①
STEP1として、まずはフードの顔まわりの部分から。サイムのパターンで花びらを重ねていきます。
花びらの先をとがらせるとシャープに、丸くすると可愛らしい印象になりますが、筆者はやわらかい雰囲気を目指して丸くしました。
おでこのあたりには、ランダムな丸のティップルを描きます。個人的には、ティップルはいつまでもしつこく大小の丸を描きこんでしまいたくなる魅力があります。
いずれも外側のシルエットの線はなぞらないほうが、パターンが映えるようです。
STEP②
次にフードの中央部には、チェック柄のナイツブリッジを使います。
格子状に描くカーブの線をより大胆にすると躍動感が出て、風でフードが揺れるような雰囲気が出せるのでは!と思いつつ、思うだけにとどめました。このような小心者なので、ていねいに交互の四角を塗りつぶす時間にホッとします。
フードの残りの部分は、ランダムな斜線のホリバーで埋めます。フードは塗りつぶす面積が大きく、影絵感が増していきます。
STEP③
STEP1で描いたサイムの下を太い線で区切ってから、肩まわりにクレセントムーンを描きます。
塗りつぶした半月の外側にオーラの線を描くパターンですが、ここではアレンジして、半月をウロコのように交互に重ねます。再度、このウロコを太い線で区切り、その下に花の形にアレンジしたクレセントムーンを5つ描き、すき間に水玉を飛ばして華やかにします。
STEP④
次に胴体の部分です。フルークスという四角いウロコのパターンを入れます。
どうもこれが苦手で、うまくいかずもたつきます。以前ワークショップで「絵心がなくても、自信がなくても大丈夫」と先生からいただいた言葉を必要以上に思い出しながら、めげずにウロコを重ねていきます。
胴体の下のエプロンに移動し、格子のパターンであるフローズを使います。その下のスカートには、胴体にも入れたフルークスを大きめに描き、フローズをサンドイッチしてメリハリがつきました。
STEP⑤
最後に、靴にも飾りを入れて完成!シェーディング(陰影)は入れずにすっきりとさせています。
7つのパターンはいずれも基本的なものですが、組み合わせたりアレンジしたりすることで、印象ががらりと変わります。
ここがうまくいかないな、外で子どもが遊ぶ声が聞こえるな……など、描いている最中も思考はさまざまに飛ぶものの、手はとまらず集中して、30分ほどで完成しました。
描いているうちに、余白の部分に「もっとここ描いてよ!」と呼ばれたり(本当です)、紙を回し首をひねって面白い姿勢になっていたはずですが、終わってみるとあっという間です。
『ゼンタングル 脳活アートブック』では、さまざまなパターンを使って描ける作品例が、ていねいな手順の解説とともにたくさん掲載されています。「私にもできそう(必ずできます!)」、「私ならこんなパターンを使ってみたい」という方、ぜひご一読ください。
この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。
写真/©カラダネ
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