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【便秘対策の動画】頑固な便秘でも改善する人が多い1分「腸ヨガ」のやり方
便秘にはいくつかのタイプがありますが、この記事では健康情報誌『わかさ』2018年8月号の中から、医師の橋本和哉先生がおすすめするあらゆるタイプの便秘の改善に役立つ1分腸ヨガ「コンパスのポーズ」を動画でご紹介します。
また、便秘を改善するためには、毎日の食生活や適度な運動が大切です。ヨガを行うだけでなく、日々の生活習慣にも気を配るよう注意してください。もちろん、便秘を軽視することなく医師の治療を受けることも重要です。
あらゆるタイプの便秘の改善に役立つ「コンパスのポーズ」
まずは、あらゆるタイプの便秘の改善に役立つ1分腸ヨガ「コンパスのポーズ」のやり方を動画でご覧ください。
慢性便秘には3タイプある
ひと口に便秘といっても、その種類はさまざま。大別すると、急性便秘と慢性便秘に分けられます。このうち一般に問題視されるのは、くり返し排便が困難になる慢性便秘のほうです。
慢性便秘は、①便意が十分に起こらず残便感に悩まされる「直腸性便秘」、②腸の蠕動運動(内容物を先送りする働き)が弱くなる「弛緩性便秘」、③腸が過敏になる「けいれん性便秘」の、主に3タイプに分けることができます。
それぞれの原因として、直腸性便秘は「自律神経(意志とは無関係に内臓や血管の働きを支配している神経)のバランスの乱れ」、弛緩性便秘は「腹筋の筋力低下」、けいれん性便秘が「ストレス」などがあげられます。原因が異なるため、本来はタイプ別に対処することが大切といわれてきました。
ヨガはどんなタイプの便秘にもおすすめ
この3タイプの便秘を一挙に改善できる方法が、腸の働きを高めることを目的とした「1分腸ヨガ」です。1分腸ヨガなら、自律神経のバランスを整えながら、腹筋を強化し、ストレス解消することもできます。
橋本先生のクリニックでも、患者さんに腸ヨガの指導を行っていますが、何をしても良くならなかった便秘が改善したという人がおおぜいいらっしゃるようです。
便秘が慢性化している人は、運動不足などで全身の血流が低下し、骨盤の周囲にうっ血が起こっていることが少なくありません。骨盤の周囲にうっ血が起こると、腸の周囲の筋肉も、腸の蠕動運動も衰えやすくなります。コンパスのポーズは、このうっ血を改善する作用も大きいと考えられます。
『わかさ』の記事と動画を見ながら、ぜひ試してみてください。
この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。
写真/©カラダネ © Fotolia
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