カラダネ(わかさ出版)
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卵のM玉とL玉は、具体的には何が違うの?【卵のギモンQ&A⑭】
解説
京都女子大学 家政学部 食物栄養学科教授 八田一
価格が安定していて、料理法も多彩、そして何よりおいしい……卵の素晴らしさはそれだけではありません。実は栄養も豊富。そうした栄養が、物忘れやメタボ、高血糖といった不調の予防や、肌・血管の健康維持に役立つのではないかと期待されています。
この特集では、卵のことをもっとよく知るために、京都女子大学 家政学部 食物栄養学科教授、通称「卵博士」の八田一先生に卵の疑問について回答していただいています。
今回は、卵のサイズについて教えていただきました。市販されている卵には、MやLなどのサイズがついていますが、どのような違いがあるのでしょうか。また、どちらを買うのがおすすめなのでしょうか。
目次
卵のサイズは重さによって決められる
卵のサイズはMとLだけではありません。
実は市販されている卵には、SS〜LLサイズまでの6段階の規格があります。これは、農林水産省が定めた取引規格によって選別されたもので、卵の重量によってサイズが決められます。
なお、卵の黄身の大きさは、サイズの大小にかかわらずほとんど違いがなく、サイズの大きい卵ほど白身が多い傾向があります。大きいサイズの卵は、お菓子作りに活用すればいいですし、オムレツや卵焼きなどには小さいサイズの卵がおすすめです。また、筋肉や肌の衰えが気にしている人は、たんぱく質の多いL玉を選ぶといいでしょう。
この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。
写真/© Fotolia ©カラダネ
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