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10歳若く見られるかも!?【はちみつクレンジング&パック】やり方図解(専門家解説)
はちみつスキンケアは、古い角質を取り除き、潤いのある肌を実現するといわれています。この記事では、美容研究家の菊池よしえ先生に、「はちみつクレンジング」と「はちみつパック」の2つのやり方をくわしく紹介していただきました。
肌のターンオーバーを促してシミやくすみなどの肌トラブルを改善するには、バランスのいい食事や適度な運動、十分な睡眠など、基本的な生活習慣を整えることが必要不可欠です。そのうえで、はちみつを使用したセルフケアも試してみてください。
はちみつを使った美容法はすぐに肌の変化を実感できる人が多い
私は、日本はちみつマイスター協会の認定講師として、スキンケア講座を開催しています。
教室では、生徒さんたちにはちみつを使った美容法を試してもらいますが、すぐに肌の変化を実感できる人が多く、「ハリが出てツルツルになった」「透明感が増した」「とても簡単」といった感想をいただいています。
私自身も美容にはちみつを取り入れてから肌質が顕著によくなり、現在66歳になりますが、実年齢より10歳以上若く見られるようになりました。実際に、はちみつを活用する以前の顔写真と現在の私の顔を生徒さんたちに見比べてもらうと、「えぇー、信じられない!」とビックリされます。
このように美肌作用に優れたはちみつのスキンケアの中から生徒さんたちに大好評のクレンジングとパックを紹介しましょう。どちらも手順は簡単で、美肌作用を短期間で実感できると思います。
クレンジングパックでは「純粋はちみつ」を使います。ただし、始める前に腕の内側の軟らかい皮膚にはちみつを塗り、かゆみや、赤みなどのアレルギー反応が出た場合は、かぶれる恐れがあるので中止してください。
はちみつクレンジングとはちみつパックのやり方
はちみつクレンジングのやり方
化粧をしている場合、クレンジングの前に口紅やマスカラ、アイライナーなどのポイントメイク落としをしておくことが大切です。メイク落としをしないことが積み重なると、クスミの原因になります。
メイク落としをしたら、はちみつとクレンジング剤を手のひらの上で伸ばします。これを額・鼻・両ほお・アゴにつけて、手のひら全体で円を描くように塗っていきましょう。
さらに水で濡らしたコットンでなでるように拭き取り、最後に30度Cくらいのぬるま湯で優しくすすげば洗顔も完了です。
くわしいやり方は、下記をご覧ください。
①クレンジングの前にメイクを落とす。メイク落としをしないことが続くと、くすみの原因になる可能性がある。
小さじ1杯分のはちみつと、500円玉大のクレンジング剤を手のひらの上に乗せ、体温で温めながらよく混ぜのばしておく。
②はちみつとクレンジング剤を混ぜのばしたものを額・鼻・両ほお・アゴにつけたら、手のひら全体で円を描くように塗る。小鼻のわきや口まわりは指の腹を使って塗る。
③水で濡らしたコットンでなでるように拭き取り、最後に30度Cくらいのぬるま湯で優しくすすぐ。
はちみつパックのやり方
次は、はちみつパックのやり方です。朝と夜の計2回行うのが理想的ですが、忙しいときは夜だけでもかまいません。
朝は洗顔後の濡れた顔にはちみつを塗ります。このとき、目にはちみつが入らないように、周囲の薄い皮膚には塗らないようにしてください。
さらに、シートマスクを乗せて5〜10分おくだけでもいいのですが、ほうれい線を薄くしたい場合は、パックのあとにオイルを顔に塗り、ほうれい線の上に指を添わせて両手をこめかみ方向に開き引き上げるように延ばすのがおすすめです。
同じ要領で、夜は入浴中の洗顔後にはちみつを顔に塗り、5〜10分おきましょう。
肌の調子が悪いときは、はちみつにオリーブオイルやスクワランオイルをまぜて顔全体に伸ばし、ホットタオルを顔に1〜2分ほどおくと、肌がスベスベになります。ぜひ試してみてください。
くわしいやり方は、下記をご覧ください。
①朝の洗顔後、小さじ1/3のはちみつを濡れた顔に塗り(目の周辺は避ける)、シートマスクを乗せて5〜10分ほどおく。顔が乾いているときははちみつに少量の水を加えてから塗る。
②ほうれい線を薄くしたい場合は、はちみつパックのあとでオイルを顔に塗り、アゴ先に親指をひっかけ、ほうれい線の上に指を添えて両手をこめかみ方向に開き引き上げる。
③夜は入浴中の洗顔後、小さじ1/3のはちみつをそのまま濡れた顔に塗り、5〜10分おく。忙しい場合は朝のパックを省略し、夜だけ行ってもいい。
もちろん、はちみつを使用した美容法で誰でもすぐに肌質が改善するわけではありませんが、はちみつは生活に身近ですぐに試すことができる食品なので、ぜひ一度取り組んでみてください。
記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。
写真/© カラダネ © Fotolia
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