元カレは、専門学校の同級生。趣味が合って楽しい男性ですが、職が定まりません。介護の資格を取るというので学費も融通しましたが、結局就職していません。

私はもう30代になり、少々焦りぎみ。今のカレと出会って結婚を意識するようになりました。年齢は一回り以上離れていますが、真面目な人です。

ところが、私が好きな音楽や文学などの文化的な話題には興味がなく、話していても物足りません。そんなとき、無性に元カレとよりを戻したほうがいいのかと悩んでしまいます。

音楽や文学など、よく「趣味が同じ人がいい」という人が多いのですが、趣味が同じってあまりいいことばかりではないんですよね。

趣味が同じでもその趣味に対する価値観が違えばケンカが絶えなくなってしまうし、趣味が同じだと休日などに一緒に行動することが多くなり、単独行動が取りづらくなってしまうんです。

ケンカが多い関係というのは、一緒にいる時間が長い関係。人というのはある程度独りになれる時間がないと、ケンカに発展しやすくなってしまうんです。
だから旅行など、二人で行動しなければいけないシチュエーションでケンカになってしまうことが多いんですよ。

結婚生活ではなおさら、お互いが独りになれる時間が重要になります。そのときに、お互いが違う趣味を持っているほうが都合がいいんです。
今は少し物足りないかも知れませんが、その距離感は結婚には適正だと思いますよ。

元カレに気を惹かれるのは、今のカレにないものを求めているだけ。

元カレに鞍替えしても、今度は元カレに足りないものを他の誰かに求めるだけになってしまいます。
ないものを求めてさまよっていても、ゴールなんてありませんからね。

あるものを見て判断することをおすすめします。

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