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イノコ ハナエのきれいになる漢方 vol.5 〜夜間頻尿や膀胱炎に足首の冷え対策を〜
解説
漢方薬剤師・国際中医専門員 イノコ ハナエ
中国4000年の歴史の中で蓄積された、若さと美しさを追い求める中医学。
「未病(発病はしていないけれど病気の芽がある状態)」をあらかじめ見つけて予防するという考え方は、
老化を防ぎたい、遅らせたい方にとってぜひ知っておくべき知識です。
この連載では、中医学を用いて自分でできるとっておきの老化予防法をわかりやすく解説します。
第4回めの今回は、「寒い季節の夜間頻尿や膀胱炎」について。
「未病(発病はしていないけれど病気の芽がある状態)」をあらかじめ見つけて予防するという考え方は、
老化を防ぎたい、遅らせたい方にとってぜひ知っておくべき知識です。
この連載では、中医学を用いて自分でできるとっておきの老化予防法をわかりやすく解説します。
第4回めの今回は、「寒い季節の夜間頻尿や膀胱炎」について。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今回は膀胱トラブルについて。
腎(じん)と膀胱は経絡で繋がっていて、密接な関係にあります。つまり、腎の弱りは膀胱トラブルの原因になるのです。
中医学で腎の働きを表す言葉に、以下の2つがあります。
①腎は二陰に開竅(かいきゅう)する
二陰とは、2つの穴「尿道と肛門」を指します。
腎が排泄・排便に関与していることを示します。
②腎は水をつかさどる
西洋医学では、腎臓は尿を作る働きを担うといわれますが、中医学でも腎は体内の水分代謝に関与し、不要な水を尿に作り変える働きがあると考えます。
寒さの厳しいこの季節、30代40代と若くても夜中のお手洗いに起きてしまう方も多いかと思います。
腎にはもともと固摂(こせつ)作用といって内容物をとどめておく力がありますが、腎陽が弱ることでその力も弱まってしまうのです。
また、女性に多い膀胱炎。
急性膀胱炎は細菌感染によるものが多いですが、何度も何度も膀胱炎をくり返し、尿がいつも透明(黄色くない)という方も、冷えによる腎陽の弱りが原因の可能性があります。
このような冬場の膀胱トラブルを改善するには、下半身を意識的に温めることが大切です。
特に、内くるぶしの頂点から上に指4本分の位置には「三陰交(さんいんこう)」という大切なツボがあるため、靴下を履いて足首を冷やさないように心がけましょう。
腎陽を助ける食材についても、vol.4で解説しています。
よろしければ参考にしてくださいね。
よろしければ参考にしてくださいね。
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カラダネは大人の女性に「スローエイジング」を提案します。
スローエイジングは、若見えのテクニックや、無理な若返りを試みることではありません。
カラダの中から整えて、老化のスピードを遅らせることが目的です。
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この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。
写真/© Fotolia ©カラダネ
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