カラダネ(わかさ出版)
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キレイが作れるはじめてのローフードごはんvol.6 〜花粉症予防にミツバチ花粉を〜
この連載では、料理家の安藤千英(chie)さんに今注目のローフードレシピを紹介していただきます。
ローフードとは、野菜や果物を生のまま、もしくは48度C以下で調理することによって、
酵素を丸ごと取り入れて体の中からキレイになろうとする食事法のこと。
今回ご紹介するのは、花粉症予防のミツバチ花粉です。
こんにちは。料理家の安藤千英(chie)です。
厳しい冬も終わりに近づき、少しずつポカポカと暖かくなってきた今日この頃。春の気配に心も弾んでしまいますね。でもこの時期、なんだか目がムズムズしたり、くしゃみや鼻水が止まらなくなったりする人も多いはず。そう、花粉症です。今回は、そんなあなたにおすすめの「ビーポーレン」を使ったレシピをご紹介します。
ビー(蜜蜂)ポーレン(花粉)とは、花粉をミツバチの体内から分泌される酵素で固めたお団子のこと。ミツバチは、このビーポーレンを巣に持ち帰って、女王蜂を育てるために使ったり、保存食にしたりするのです。
なぜ、花粉症予防に花粉のお団子がおすすめなのでしょうか。
その理由は、ビーポーレンに含まれているケルセチンという物質。ケルセチンは、アレルギー症状の原因となるヒスタミンが体内で作られるのを抑え、花粉症の症状を緩和する働きが期待できるそうです。まさに「花粉をもって花粉を制す」ですね。
それでは早速、ビーポーレンを使用したレシピをご紹介します。
ビーポーレンとイチゴのローヴィーガン練乳かけ
材料(約1人分)
ビーポーレン 大さじ1
イチゴ 適量
ココナッツミルク 100cc
メイプルシロップ 大さじ2
作り方
1.いちごのヘタを取り綺麗に洗います。
2.ココナッツミルクとメイプルシロップを合わせて混ぜます。
3.いちごを盛り付け、シロップをかけます。
4.最後にビーポーレンを振りかければ完成です。
ビーポーレンは、そのままはもちろん、スムージーやサラダ、ヨーグルトなどにかけてもおいしくいただけます。昨年、私の教室に、花粉症にお悩みの生徒さんがお越しになりました。ビーポーレンをスムージーやグラノーラにかけて、毎日少しずつ食べていただいたところ、例年よりも花粉症の症状が軽くなったと喜んでいましたよ。
ビーポーレンは、花粉症はもちろん、必須アミノ酸やビタミン類、タンパク質、葉酸など、栄養素がとても豊富。美肌やダイエット、更年期症状の緩和など、さまざまな作用が期待できるといわれます。ローフードでは、ビーポーレンのように少しふりかけるだけで栄養価がぐんと上がる食材を使用することがよくあります。今後、紹介していくので楽しみにしていてください。
最後に、ビーポーレンにはまれにバラ科やキク科の花粉が混じってしまっていることがあります。アレルギーをお持ちの方はご注意くださいね。
安藤 千英(chie)
料理家。料理教室『ローフード発酵LAB』主宰。
料理の写真を投稿したインスタグラムで人気を博し、
多数の著書を出版、雑誌掲載などの実績を持つ。
娘の熱傷治療のため、肌の再生を目的としたローフードを研究中。
https://happycheesekitch.theblog.me
インスタグラム:@happycheesekitchen
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スローエイジングは、若見えのテクニックや、無理な若返りを試みることではありません。
カラダの中から整えて、老化のスピードを遅らせることが目的です。
この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。
写真/© Fotolia ©カラダネ
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