カラダネ（わかさ出版）
医師や専門家とあなたをつなぐ、
健康・食・くらしのセルフケアが見つかる情報サイト

「日本人特有の美の基準」であなたの美人度をチェック！美人は顔の下半分で決まる？

解説歯科医師・デンタル美顔ブロデューサー
是枝伸子

2019/03/10

幼い頃から自分自身の顔にコンプレックスを抱いてきた歯科医の是枝先生。数千人の顔の骨格と顔筋を徹底的に分析した結果、日本人特有の美の基準「FP（フェイシャルプロポーション）とLP（リッププロポーション）の法則」を発見しました。

日本人特有の美の基準”FPとLP”って？あなたの顔の美人度をチェック

今回は、私が数千人の顔の骨格と顔筋を分析して発見した「FP（フェイシャルプロポーション）とLP（リッププロポーション）の法則」について解説します。この基準に照らし合わせれば、あなたの顔の美人度は一目瞭然です。

まず、FP（フェイシャルプロポーション）は、鼻の下からあごの先までの長さを眉間から鼻の下までの長さで割った数値。そして、LP（リッププロポーション）は、鼻の下からあご先までの長さを鼻の下から口のラインまでの長さで割った数値です。少し難しいので、写真で説明しますね。

数値を出したら、次にFPとLPが以下の条件に当てはまっているかを確認します。どちらの条件にも当てはまっている人は美人バランスの持ち主です。

① FPが0.85〜0.95で、顔の上半分と下半分が同じ長さ、あるいは顔の下半分がやや短い
② LPが2.8〜3で、鼻の下から口のラインまでの長さが顔の下半分の長さの3分の1程度

つまり、顔の下半分がキュッとコンパクトな女性が美人に見えるということですね。ちなみに、下の２つのイラストは鼻から上は全く同じ顔です。顔の下半分が印象にどれだけ大きな差を与えるか、おわかりいただけるのではないでしょうか。

ぜひ、あなたも自分の顔を正面から撮影して、FPとLPを確認してみてください。自分の顔を撮影するときには、目の下のくぼみと耳の穴を結んだ線が床と平行になるように意識をすることを忘れずに。顔が前後に傾くのを防ぎ、正しい数値を出すことができます。

FPとLPを計測した結果、もし美人バランスに当てはまらなかったとしても、落ち込む必要はありません。魅せ顔トレーニングで顔筋を鍛えることによって、誰でも美人バランスに近づくことができますよ。

2.美人も油断は大敵！ケアをしないと美人バランスが崩壊するかも

そして、現時点で美人バランスに当てはまっていたあなたも、油断は大敵です。

なぜなら、どれだけ美人でも、年齢とともに顔筋が衰え、美人バランスが崩れてしまう傾向があるからです。こちらの画像をご覧ください。

顔.png （出展：北海道情報大学情報メディア学部教授向田茂）

これは、年代別に100人の顔写真を集めて合成した平均顔です。年齢を重ねるに従い、フェイスラインがたるんで重心が下がり、美人バランスから遠ざかっていることがわかりますね。

魅せ顔トレーニングは、このような美人バランスの崩れを予防する役割もあります。美人にあぐらを掻いていると、あとで痛い目を見るかもしれませんよ。さっそく、今日から魅せ顔トレーニングに取り組んで、10年後20年後も変わらぬ美人を目指しましょう。次回からやり方を紹介します。

是枝伸子

歯科医師・デンタル美顔プロデューサー。
歯科医の立場から、若く美しく見える顔について研究し、独自のメソッド「デンタル美顔」を確立。
健康な歯の維持、噛み合わせをはじめ、顔筋ピラティスと口腔内筋マッサージ方法などを提案。
アクアタウン歯科クリニックにて副院長として勤務する傍ら、
東京にあるサロンでもデンタル美顔の施術を行う。
整形外科医、ボディメイクトレーナーと
医学・歯科学・スポーツのプロフェッショナルチーム「Project Dee」を結成し、
多角的なボディメイク法の研究・啓蒙活動を行っている。