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【漢方でダイエット】体質別のやり方 〜イノコ ハナエのきれいになる漢方 vol.16〜
「未病(発病はしていないけれど病気の芽がある状態)」をあらかじめ見つけて予防するという考え方は、
老化を防ぎたい、遅らせたい方にとってぜひ知っておくべき知識です。
この連載では、中医学を用いて自分でできるとっておきの老化予防法をわかりやすく解説します。
第16回めの今回は、「体質別のおすすめダイエット方法」について。
こんにちは!
新年度を迎え、歓迎会シーズンですね。
気温も上がり、次第に薄着になるこれからの季節。
ダイエットしなくちゃ…とお悩みの女性も多いのではないでしょうか。
健康的な食生活・良質な睡眠に加え、 漢方を上手に利用することによって体質改善を目指しましょう。
「ダイエットといえば○○散がいいらしい」「お友達が○○湯で痩せたらしい」など、漢方薬を用いたダイエットについて耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、忘れてはいけないのは、体質は1人1人異なるということ。
お友達がよく効いた漢方薬も、あなたには毒になる可能性があるのです。
自分の体質を知って、上手に取り入れることができるとよいですね。
今回は、大きく4つの体質に分けて、おすすめのダイエット方法や漢方薬をご紹介します。
以下に体質別におすすめする漢方薬を参考として記載しますが、漢方薬を選ぶさいは自己判断は禁物です。必ず漢方薬局で相談をするようにしてください。
①がっちりタイプ 運動するけど食べるのも大好き
→このタイプの方は、便通を整えることで体調が整い、ダイエットにつながります。便秘がちな方は、食生活を見直したり、便通を整える大柴胡湯(だいさいことう)や防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などの漢方がおすすめです。
②むくみタイプ 水太りしがちでプヨプヨ、パンパン
→このタイプの方は、余分な水(漢方でいう体を巡る気・血・水の水)が身体に溜まっているため、巡りを改善して体の外に出すことが大切です。水をたくさん飲むダイエットはおすすめしません。半身浴や適度な運動で発汗したり、水を巡らせる当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)などの漢方を試してみるといいかもしれません。
③冷え・虚弱タイプ あまり食べないのに痩せにくい
→このタイプの方は、胃腸が弱く、気が不足し、代謝が低めの傾向があります。胃腸に優しいお食事を心がけ、冷たいもの・冷やすものは減らすよう心がけましょう。漢方は、胃腸を温め、冷えを取り除く防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)や人参湯(にんじんとう)などがおすすめです。
④どか食いタイプ ストレスが溜まったときや生理前にやけ食いしがち
→このタイプの方は、衝動的な食欲の原因となっている気の滞りを流してあげることが大切です。衝動的に食べたくなった時は、以前紹介したジャスミン茶や柑橘類などの香りのよい食材で気を巡らせると、食欲が落ち着く可能性あります。気を巡らせる柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)や大柴胡湯(だいさいことう)などの漢方薬も一緒に取り入れてみてはいかがでしょうか。
心当たりがあるタイプはありましたか。
ご自身の体質がわかると、日常のちょっとした養生で食べ過ぎや体重の増加を抑えやすくなりますよね。
ぜひ、ダイエットの参考にしてくださいね。
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