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口元のたるみ対策に「あひる口トレーニング」(老け顔グセ直し⑤)
一方、クセがある人の顔には、必要以上に酷使されることで疲れがたまってこわばり、シワやたるみの原因になってしまう「老け顔筋」と、正しく使われずに休ませてしまっている「若顔筋」があるといいます。詳しくは第1回の記事をご覧ください。
第5回の今回は、口元のたるみの原因になる老け顔グセの直し方について、土門先生にお話を聞きました。
唇を巻き込むと口元がたるむ
こんにちは。土門奏です。
今回は、口元のたるみの原因になる「唇を巻き込む老け顔グセ」の直し方を紹介します。鼻の下を伸ばして唇を巻き込むクセがある人は、口角を横に広げて話したり笑ったりしているため、人中(鼻の下のみぞ)が横に広がってたるみがちになります。すると、たるんだ口元の皮膚があまり、唇を巻き込んで口の中にしまうクセがついてしまうのです。
自分にこのクセがあるかどうかは、第2回の記事よりご確認ください。
老け顔クセがあった人は、さっそく対策を行いましょう。
Step1 普段の生活で意識するポイント
まずは、普段の生活の中で気をつけるだけで、シワやたるみを改善することができるポイントをお伝えします。
上唇をほうれい線の内側から親指と人差し指ではさみ、口角を黄金比率に合わせます。唇を巻き込んでしまわないために、口角の位置がいつもその状態になるように日頃から心がけましょう。
Step2 黄金比率にセット
トレーニングに入る前に、黄金比率に顔をセットします。
歯を閉じた状態で人差し指を口の中に入れ、口角の約1cm外側の厚みのある部分を親指と人差し指ではさんで、口角が黄金比率の位置になるように調整します。
Step3 老け顔筋マッサージ
次に、老け顔筋をほぐしてこわばりを取るマッサージを行いましょう。
Step2の状態のまま、口角の位置を保ちながら、ほうれい線の内側にある上唇と下唇のエリアを親指と人差し指ではさみ、人差し指で揉みほぐします。
Step4 若顔筋トレーニング
①人差し指と親指で口角が黄金比率の位置になるように調整します。
②口笛を吹くように鼻の下に人中のみぞと両脇の山を作りながら、指で上唇をすぼめるように寄せてください。この状態で3秒キープを5回繰り返してください。
③❷のままの状態で上唇を鼻先につけるように縮め、指を使って上に上げます。下唇を突き出さないように注意しながら、3秒キープを5回繰り返してください。
④指を使わずに上唇の力だけで鼻先に近づけ、左右対称に動かすことができているか確認してください。できない場合は、❶〜❸を繰り返してトレーニングします。
鼻の下のみぞ(人中)とその両脇の山になっている部分は、顔を動かすための皮膚を溜めておく重要な役割を担っている「若さのシンボル」。
口角を横に広げて話したり笑ったりする習慣を続けていると、皮膚が引き出されて口元のたるみにつながってしまうのです。
顔の凹凸を取り戻す意識でトレーニングに取り組み、メリハリのある若々しい口元を目指しましょう。
第6回は、目の下のシワ・たるみ対策の顔グセ直しをお伝えします。
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