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【月経周期とスキンケア①】生理中は汗のかきすぎに要注意 〜イノコ ハナエのきれいになる漢方 vol.21〜
「未病(発病はしていないけれど病気の芽がある状態)」をあらかじめ見つけて予防するという考え方は、
老化を防ぎたい、遅らせたい方にとってぜひ知っておくべき知識です。
この連載では、中医学を用いて自分でできるとっておきの老化予防法をわかりやすく解説します。
第21回めの今回は、「生理中のお肌のケア」について。
少しずつ暑さが増して、湿気も出てきましたね。
乾燥しやすい冬に比べると、お肌の調子がよくなってくる時期かと思いますが、女性は月経周期でもお肌の調子に波が出ますよね。
今回は、月経周期とお肌についてご紹介します。
中医学では、月経周期のうち、低温期を陰の時間、高温期を陽の時間と考えます。
低温期は月経周期の中では体温が低く、卵胞やオリモノをつくる潤いの時期とされ、高温期は体温が上がる温かい時期とされます。
そして、例えば、潤いが必要な陰の時期に汗をかきすぎて体の中の水分が不足してしまわないようにするなど、陰の時期・陽の時期に合った生活を心がけることが大切です。
さらにくわしくいうと、陰の時期、陽の時期はそれぞれ2つに分けられ、それぞれの時期に合ったお肌のケアがおすすめです。
具体的には、月経周期を28日としたとき、7日ずつ「月経期」「卵胞期」「黄体期前半」「黄体期後半」の4つの時期のことをいいます。
初回の今回は「月経期(生理が始まってからの7日間)」について。
月経期は陰の時期。血にも肌や爪・髪の毛を潤す役割がありますが、この時期は経血が出ることによって血が不足しやすくなってしまいます。
つまり、お肌が乾燥しやすい時期なのです。
月経期は、ほうれん草や豚肉など、血を足す食材を心がけるとともに、血を消耗するような行動も控えるようにしましょう。
夜更かしや考えすぎ、お酒の飲み過ぎ、過度な運動などは禁物です。味付けの濃いものや、刺激物も控えめにしてください。
漢方薬は、当帰(とうき)や地黄(ジオウ)が入っているものがおすすめですよ。
月経期の7日間は、身体に負担をかけないように、のんびりゆったりと過ごすようにしてください。
乾燥を感じていなくても、いつもより念入りに保湿をして、外からもお肌をケアをしてあげるとなおよいでしょう。
次回は、生理が終わったあとの卵胞期のお肌のケアについてご紹介します。
お楽しみに!
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