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月経血を溜められる体に。月経血コントロールヨガとは 〜女性のためのエイジレスヨガ vol.7〜
仁平美香
月経血コントロールヨガの講師で
女性の心と体に詳しい仁平美香先生に、
月経血コントロールの方法についてお聞きしました。
※ この記事で紹介する月経血コントロールヨガは、月経血を膣内に長時間溜めておくのではなく、
月経血が溜まってきた感覚を把握してトイレに出しに行くことができる体になることを目的としています。
月経血を膣内に長時間溜めておく行為は、体に悪影響を及ぼす可能性があるため、
必ずこまめに排泄するように心がけてください。
今日は、私が担当するクラスの名前にもなっている「月経血コントロール」についてお話します。
月経血コントロールは、月経血をおしっこのように腟内に溜めておき、トイレで排泄することです。着物を着て過ごす方や、大正時代よりも前に生まれた方の一部で、自然に行われてきた月経処置文化だと論文や文献には記載されています。
生徒さんの中には、月経血コントロールをすることで、月経血を好きなタイミングで出すことができるようになると思われている方がいますが、これは間違いです。
なぜなら、月経血はおしっこと同様に、我慢をしすぎると膀胱炎の原因になるなど、体に負担がかかるから。
月経血が溜まってきた感覚を把握して、トイレに出しに行くことができる体になるというイメージを持っていただくといいでしょう。
ちなみに、トイレで月経血を排泄するさいには、下腹部に適切に力が入り、排泄がしやすい姿勢をとることができる和式トイレがおすすめです。
洋式トイレの場合は、軽く股関節が屈曲していて前傾姿勢がとれるように、足の下にヨガブロックなどを重ねたりしてみるといいでしょう。脚の付け根よりもひざが高い位置にくるようにすることがポイントです。
月経血コントロールは、骨盤底筋(腟)の引き締めだけでは成功しません。体はすべてつながっているため、頭部の硬さが骨盤に影響を与えてしまうことすらあるからです。
そこで、月経血コントロールヨガを通して、全身の中で硬くなりやすい箇所をゆるめたり、力みのない呼吸や骨盤底筋が引き上がる姿勢を覚えたり、排泄をコントロールするインナーマッスルをしなやかにしたりする必要があるのです。
それから骨盤底筋のトレーニングをすれば、さらに高い効果が期待できますよ。
過去の連載では、月経血コントロールの上達につながるポーズをいくつか紹介しています。
複数のワークを組み合わせて実践するのがおすすめですが、まずは体側伸ばしとハーフブリッジ、そして股関節スクワットに取り組んでみるとよいでしょう。
股関節スクワット
他のワークも過去の連載で紹介していますのでご覧ください。
うまくできている自信がない方は、ぜひクラスで質問してください。クラスの詳細はオフィシャルブログをご覧ください。
余分な体の力を抜いて、女性本来の力を取り戻しましょう。
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記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。 写真/© カラダネ © Fotolia
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