この1ヵ月は、先月に引き続きハッカ油を活用して過ごしました。

前回はお風呂にハッカ油を入れてひんやり入浴ができる「ハッカ油風呂」を紹介しましたが、今回は虫除け、足のにおい対策、かゆみ止めとしてハッカ油を活用しました。

まずは虫除け。メントールの香りはハエや蚊が苦手とするものなので、ハッカ油には虫除け効果があるそうです。水とハッカ油を混ぜてスプレーを作り、首や手足など、蚊に刺されやすい体の部位に振りかけています。

作り方は簡単。スプレーボトルに水100mlとハッカ油15～20滴を入れてよくシェイクします。無水エタノールを10ml加えればハッカ油が水によく混ざるので毎回混ぜなくていいようですが、無水エタノールは値段が1000円以上と思いのほか高価で、今後も活用できる自信がないため、毎回シェイクすることを選択しました。

ただ、我が家はそもそも虫があまり現れません。乾燥機付き洗濯機があるので外に洗濯物を干すということは一切しないですし、暑い時は基本的にエアコンを使うようにしているので、窓を開ける習慣がありません。おかげさまで、部屋にあまり虫がおらず、今年に入って部屋の中で蚊を見かけたのは一度だけです。

そのため、このスプレーのおかげかどうか検証はできていないのですが、蚊にはほとんど刺されずに過ごせています。虫除け効果を抜きにしても、爽やかな香りに包まれて涼しく感じられるので気に入っています。

外から帰ってきた夫の足は、いつも砂と土と脂が混ざり合ったような匂いがします。

そこで、靴下を履く前にハッカ油を水で薄めたスプレーを吹きかけ、足の裏や指の間に塗り込んでもらいました。

ハッカ油風呂と同じく、メントールには涼しく感じさせる作用があるため、足に汗をかきにくくしてくれるそうです。すると、汗の皮脂や湿気による雑菌の繁殖を抑えて、においを防いでくれるのだとか。

実際に試してもらったところ、確かに感じるのはハッカ油のメントールの香りだけで、夫の足のにおいは気にならなくなっていました。夏の足のにおいや蒸れに悩んでいる人にはお手軽でぴったりな方法ですね。

そして、その日はサンダルで外を歩いていた夫。その足には10箇所近く蚊に刺された痕があり、掻きむしったために赤く腫れていました。ハッカ油にはかゆみ止め効果もあるとのことだったので、かゆみ止めクリームとしてハッカ油軟膏を渡してみました。

使ってみた夫によると、

「塗ってすぐは実感がなかったけど、5分くらい経ったら効いてきた。足が冷やされてるようで、自分の足が冷凍食品になったみたいに感じる。足の痒さに爽やかさが勝った」

とのことでした。

私も虫に刺された部位に塗ってみたところ、すーっとして痒みを忘れることができました。

ちなみにこちらも作り方は簡単。用意するものは3つ。白色ワセリン（ドラッグストアで数百円で売っています）、ハッカ油、クリーム容器。白色ワセリン10gにハッカ油を40～60滴垂らして混ぜ合わせます。アイスを買ったら付いてくるスプーンなどを使うと混ぜやすいと思います。

夏の暮らしを支えてくれるハッカ油。ハッカ油風呂のほかにも、このようにいろいろな使い方ができます。メントールの香りで涼しく夏を乗り切りましょう。

ハッカ油のくわしい使い方は、あると便利な「ハッカ油」の使い方5選〜実際に試してみた〜をご覧ください。