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ミニマリストのセルフケア日和(vol.11) 呼吸法とマッサージで眼精疲労&スマホ老眼対策をしよう
ちまたには、健康や美容に関する情報がとめどなくあふれているけれど…
「そういうのって本当に効くの?」「本当におすすめのセルフケアって結局どれ?」
そんな疑問に、月間120万PVも読まれ、書籍化もされた大人気ブログ「ミニマリスト日和」の著者、おふみさんが体当たりで答えてくれます。ミニマリストとは、所有物を減らすことで豊かな生活を手に入れようとする人のこと。薬だけに頼らずに自分の力で不調を改善しようとするセルフケアとは、きっと相性がぴったりなはず。
ライターやイラストレーターという仕事柄もあり、PCやタブレットに向かう時間が長く、1日の終わりに目の疲れを感じることがあるというおふみさん。そこで今回試していただいたのは、眼精疲労対策や視力向上に役立つとされる「ハースー呼吸」と、目のぼやけやかすみを予防するとされる「まゆなぞり」。はたして、目の疲れは軽減したのでしょうか?
1日の終わりに目の疲れをリセットしたい
PC、タブレット、スマホ。デジタル機器に向かう時間が長いと、1日の終わりに目の疲れを感じます。疲れを癒さないまま眠ると、翌朝目の周りが重くなります。
この疲れた感じを言葉に表すなら、目の周辺の肉が黒目の中心に向かって、梅干しを食べた時の口みたいにぎゅーっとすぼまってシワシワになっているイメージ。またそういう時は大抵、首、肩、背中もぎゅっとこり固まっています。
スマホ老眼なんて言葉も耳にするようになってきました。できるだけ長い間、絵を描き文章を書いて生きていきたいので、目の健康を守りたいです。
そこで今回は、目の酸欠を改善する「ハースー呼吸」と、スマホ老眼を予防する「まゆなぞり」にチャレンジしました。
「ハースー呼吸」で目の周りの筋肉がするっとほどかれて柔らかくなるのを感じた
目の酸欠は、近視・老眼・眼精疲労など、さまざまなトラブルを引き起こすそうです。そのため、腹式呼吸を日常に取り入れ、酸素補給量を増やすことができる「ハースー呼吸」は、眼精疲労対策や視力向上に役立つといわれているのだとか。
視力向上ヨガ協会理事長の山本正子先生は、以前は視力0.2でコンタクトレンズをしていましたが、ハースー呼吸を始めてから1年弱で視力が1.0まで改善し、裸眼で生活するようになったそう。なんて夢がある呼吸法なんだ…。
私は約1カ月取り組みました。特に視力測定をしたわけではないので、具体的な見え具合については比較ができませんが、取り組む以前に比べて、就寝時の目の周辺の疲れ具合が変わってきたのを感じています。ぎゅっと絞られた巾着袋みたいな目の周りの筋肉が、するっとほどかれて柔らかくなったようなイメージです。
ハースー呼吸を行う時には、腹式呼吸を意識することが大事です。お腹がぺたんこになるイメージで息を吐き切ります。息をしっかり吐き切ることで、筋肉がゆるんで血流がよくなり、目や体にいい作用があるそうです。
ハースー呼吸のくわしいやり方は、こちらの記事をご覧ください。
●目の酸欠を改善する1分【視力向上ハースー呼吸】やり方解説。近視・老眼・眼精疲労の人に
ハースー呼吸の1つめは、胸を開くエクササイズ。
椅子に浅く腰掛けて腕を回します。
朝このエクササイズをすると、体が凝り固まっているのか、180°の位置まで腕を回すことが難しいです。1日の半ばに同じことをするとサクッと180°回すことができるので、体は1日の中でこわばったりゆるんだりしてコンディションが変わっていくし、意識してゆるめてあげる必要があるのだなと実感しました。
ハースー呼吸の2つめは、ネコのポーズ。
両膝と両手を床につき、顔を正面に向けて、両ひじを直角になるように曲げて指先を内側に向け、肩甲骨を寄せて胸を開きます。その体勢のまま息を吐き切り、息を吸いながら目だけを時計回りにゆっくり一周させ、次に反時計回りに目を回します。これを3セット行います。
朝起きてこのポーズをすると、肩甲骨のあたりがゴリゴリゴリっと音を立ててゆるみます。とても心地よいです。
先日、友人と台湾に行ってきました。夜にホテルでもこのハースー呼吸をしていました。翌日台南の街中を歩いていたところ、友人が「あ!おふみがしてたのと同じポーズだ!」と声をあげました。指差す先には建物の装飾が。ハースー呼吸のネコのポーズに完全一致していて、腹を抱えて笑いました。
「まゆなぞり」で全身の筋肉がゆるむのを感じた
スマホ老眼とは、至近距離でスマホを見続けることで目のピント調整を担う毛様体筋がこり固まり、20~30代でも老眼のように手元にピントが合わなくなったり、視界がぼやけたりするようになってしまうものだそう。
スマホ老眼を防ぐには、毛様体筋を休める必要があり、スマホ画面にブルーライトカットフィルムを貼ったり、ブルーライトカット眼鏡をかけたりするとよいのだとか。私も、自宅ではブルーライトカット眼鏡にかけ替えるようにしています。
そもそも、スマホを長時間見ないというのも大事ですよね。電車に乗った時に一目散にスマホの画面にかじりつくのではなく、昼間なら窓の外に流れる景色を眺めるとか、車内の広告を見るとか、乗客を観察して装いの流行を感じたり、ポーズを覚えて帰って絵を描く上でのストックにしたり。スマホの画面の外にも楽しみはたくさんあります。
そうした対策を講じたうえで、体に対してもアプローチをしておきたいもの。
「まゆなぞり」は、目の周りの筋肉をほぐし、目のぼやけ・かすみを予防する効果が期待できるそうです。まゆなぞりのくわしいやり方は、こちらの記事をご参照ください。
●【スマホ老眼】を予防・改善する「まゆなぞり」で目のぼやけやかすみを改善しよう
まゆなぞりは、まず目とまゆ毛の間に人差し指と中指を当て、左右に10回横さすりします。スマホ老眼になると目を細めてものを見ようとするため、まゆの下の筋肉が緊張してきますが、まゆなぞりをすることでその筋肉をほぐすことができるそうです。
あわせて、まゆなぞりの前に「脳点なぞり」も行うとさらなる効果が期待できるそうです。
脳点は後ろ首の髪の生え際から指幅3本分上の部分にあります。ここに両手の両手の人差し指と中指を当て、左右に10回横さすりします。これを5セット行います。こちらも、くわしいやり方は上記の記事をご覧くださいね。
日中、集中して作業しているとどんどん姿勢が前のめりになり、肩がつまり、首が縮こまってあごが前に出ていきます。そんな時にまゆなぞりと脳点なぞりをします。指の腹の柔らかい部分でまゆの下や後頭部をやさしくなぞることでほっとします。
これらをし終えると、体がリラックスできます。姿勢をリセットでき、まゆの下の筋肉だけでなく全身をゆるめ、心身をほっとさせる効果があるように感じます。
簡単にできるので、みなさんもぜひ暮らしの中に取り入れてみてください。
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記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、効果効能を保証するものではありません。 写真/© カラダネ
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