カラダネ(わかさ出版)
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痛くない【鼻うがい】のやり方は「鼻うがい器」を使うこと。鼻水がゴッソリ出て鼻から息が吸えた!
鼻うがいは、やり方がいたってシンプル!とはいえ、正しく行うことが最も重要です。正しく行えば、鼻水・鼻づまりをスッキリさせる働きがあると耳鼻咽喉科の専門医も述べています。
とはいえ問題が2つあります。
❶やり方がちょっと難しいこと(特に洗面器でのやり方)。
❷慣れないと鼻の中がツ〜ンと痛むこと(食塩水だと痛くないといわれますが、実際は慣れないと痛い)。
鼻水と鼻づまりに悩むカラダネ編集部員が、冬を迎える前に「今年こそ鼻うがいを習慣にするぞ!」という目的を達成すべく考えたのが……市販の鼻うがい器を使うこと。
結論。鼻から吸う酸素がすごくおいしい……もっと早くに使っておけばよかったです。
もちろん、スッキリするからといってやりすぎは禁物です。適度に行うことを心がけてください。
鼻うがいは塩分濃度に加え水温も重要
鼻うがいの基本的なやり方は、カラダネの記事でも紹介しています。洗面器で行うよりも、断然ラクな鼻うがいのやり方です!
鼻うがいでツーンとする痛みを感じないためには、0.9%の生理食塩水を使うことが重要。そしてもう一つ、水温を40〜42度C(体温よりも少し2〜3度C高い設定)に保つことも忘れてはいけません。冷たい水で行うと、鼻粘膜を傷つけてしまうといいます。もちろん、熱すぎるとやけどしますから気をつけてください。
とにかく、正しく行うことが何より肝心です。
つまり、洗面器などで行う従来の鼻うがいを習慣にするには、❶生理食塩水を自分で作る!、❷水温を管理する!という2つのめんどうな点を、我慢して毎日実行しつづける「忍耐力」が必要です。
逆に忍耐力に自信がないなら、鼻うがい器がおすすめ。
カラダネ編集部員は、早々に鼻うがい器を買おうと決意しました。
鼻うがい器もいろいろ。手動の品を選択。
鼻うがい器には、実はけっこういろいろな商品があります。
とはいえ「鼻の中を洗浄する」という基本は同じ。違う点としては、鼻の中に水をどう噴射するか……電動か手動かが大きいのではないでしょうか。
もちろん、電動のものほど機能も優れているかと思います。しかし、価格は高くなります。
カラダネ編集部員は、早々に手動のものを選びました。
鼻うがい器なら、適温の洗浄液(生理食塩水)が簡単に作れた
買った鼻うがい器は、正直にいうとかなり原始的な見た目。最初に思ったのが「灯油缶から灯油を移し変えるときのポンプ」の鼻用といった印象。
ところが、使ってみたところこれがとても快適でした!
まず、濃縮された洗浄液が付属していたので、それを水に混ぜるだけで鼻の粘膜に優しい洗浄液が作れます。これで毎回0.9%の生理食塩水を作る必要がありません。
もう一つ快適だったのが、洗浄液を入れるボトル部分の目盛りどおりに熱湯と水を注ぐと最適な水温になることです。
見た目は原始的ながら、鼻うがいの2つのめんどうな点を一挙に解決するという離れ業には驚きました。
鼻うがい器を使うと痛くない!
さてさて、鼻うがい器を早速使ってみようと、ノズルを右鼻の中に入れてポンプを押したところ……鼻の中に生温かい水が流れ出しました。くすぐったいような心地いいような感覚。
しかも、とにかく痛みがありません!全く不快さがなかったのには驚きました。手動のせいかポンプで水圧が自在に調節できて便利!
そしてすぐに、左の鼻の穴と口から洗浄液が流れ出てきます……
注)鼻から流れ出た液体はこんなにきれいな感じではありません
その洗浄液といっしょに、右の鼻をふさいでいた鼻水がゴッソリと出てきたのには衝撃を受けました!思っていたよりも格段に簡単です。
その後、左の鼻も同じように行うと、鼻の中にあった悪いもの(ゴミや細菌、ウイルス、花粉など)が根こそぎ流れ出てしまったような感覚になりました。
鼻うがい器まとめ。食事までおいしく感じた!
正しく鼻うがいができると、その瞬間から吸った酸素の味が変わります。酸素に味を感じるのです!鼻からおもいっきり酸素を吸い込めるのも初めての感覚です。
さらによかったのは、のどまで同時にスッキリしたこと。唾を飲み込むのが自然にできるのです。
においにも敏感にもなりました。今まで鈍感だったわけではないのですが、確実に鼻の中でにおいを感じる感覚が変わりました。においの感覚の変化が味覚にも響くせいか、ふだんの食事がおいしくなったのには驚きました。
注)カラダネ編集部員はこんなに高級な料理は食べていません
【鼻うがい器を使った感想】まとめ
・痛くなかった
・洗浄液(生理食塩水)を作るのも水温の調節も簡単すぎ
・鼻水がゴッソリ出た
・酸素が思いっきり吸えて、しかもおいしい
・不思議とのどまでスッキリした
・においを感じるようになった
・食事の味がおいしくなった
以上です。最後に、鼻うがいをしたら誰もが同じように変化が現れるわけではありません。でも、鼻水や鼻づまりがある人は一度試してみてはいかがでしょうか。そして、習慣化するためには鼻うがい器もオススメです。
ちなみに、カラダネ編集部員が使ったのは「ハナクリーンα」という鼻うがい器。
これは、医師もすすめている鼻うがい器で、医療用具として花粉症やアレルギー性鼻炎、蓄膿症の予防などに役立つと認可されているものです。
最後に、鼻うがいは間違ったやり方をすると逆効果になる場合もあるので、必ず正しいやり方で実践してください。また、鼻水や鼻づまりの悩みがある方は、必ず専門医に診てもらうことが重要です。
記事にあるセルフケア情報は安全性に配慮していますが、万が一体調が悪化する場合はすぐに中止して医師にご相談ください。また、記事の体験はあくまでも個人的な感想であり、効果効能を保証するものではありません。
写真/© Fotolia ©カラダネ
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