ゴールデンカムイのアイヌ民族料理|旭川のゴールデンカムイの聖地|カラダネ

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ゴールデンカムイのアイヌ民族料理|旭川のゴールデンカムイの聖地

解説 asatan編集部
カラダネ編集部

日頃寒くなるこの時期。北海道は積雪も観測され始めました。そんな極寒の地で過ごしてきたアイヌの人々の食文化は、「寒い冬をどう乗り切るか」という知恵にあふれていたのではないでしょうか。

有名なのは「オハウ」という料理。大人気マンガの『ゴールデンカムイ』内で、美味しそうに食べるシーンで注目が集まっている、アイヌ民族の伝統的料理です。

厳密にはこれの写真はオハウではありません…

オハウはあたたかい汁もの、という意味。鹿や熊やシャケなど肉類と、行者ニンニク、ユキザサなどの野菜や野草などを鉄鍋で煮込みます。極寒の地に住むアイヌの人々の体を、健康的にあたためていた料理のひとつでしょう。
オハウは動物性脂肪、魚油、少量の塩だけで味を整えていたそうです。ユキザサには、ビタミンCが豊富で、たんぱく質もほうれん草に勝るほど豊富に含まれています。行者ニンニクはニンニクと同様にアリシンが含まれているので免疫力を高めると言われます。

これらは、越冬するために重宝されていた食材と考えられています。食材を保存する技術も高いようで、シャケは内臓を取り除き、燻製にして保存食にしたり、野菜は乾燥させて保管するなど、冬を越すための独自の食文化を形成していました。

オハウの説明が少し長くなりましたが、北海道旭川は、人気マンガ「ゴールデンカムイ」で軍都として紹介された街です。道内外のたくさんのファンが聖地巡りで、コミックに登場した旭川のスポットを訪れています。
今回は、asatanより旭川にあるゴールデンカムイの聖地をご紹介します。

神居古潭

「神居古潭」は、石狩川でも有数の急流地、急に川幅が狭くなり川の流れが激しくなっています。水深も深く、最も深い場所では70mにも達するそうです。

舟で石狩川を使っていたアイヌ人にとっては、最大の難所で水難事故が多発したため、アイヌの人たちは峡谷に住むニッネカムイ (悪い神という意味) の仕業だとして、神の住む場所(カムイコタン)と呼ぶようになりました。ゴールデンカムイでは、脱獄王の白石が第七師団に連行されるのを阻止するために、土方歳三が吊橋を斬って白石を川に落として、キロランケが木舟で助けようとする場面の舞台となったのが神居古潭です。現在の神居大橋は吊り橋ではないので、刀で切って落とすことはできません。

しかし、一度に100名以上は渡れませんの看板があります。100人乗っても大丈夫のイナバの物置より弱いのかな(笑)こちらが脱獄王の白石が落ちた石狩川。これからは、石狩川の両岸が紅葉で鮮やかに彩られ、最高の景色を楽しめます。

神居大橋を渡ると、旧神居古潭駅舎やホーム、D51などの蒸気機関車が3両も展示されていて見どころ満載ですよ。

〜施設情報〜


名称:神居古潭
住所:旭川市神居町神居古潭
駐車場:あり

旧旭川偕行社(中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館)

「旧旭川偕行社」は、第七師団の将校たちの社交場として、明治35年(1905)に建てられた美しい白い建物で、現在は国指定の重要文化財に登録されています。ゴールデンカムイでは、6巻の50話で「旭川は第七師団の本部がある」というコマの背景でチラリと登場します。

建物は、かつて旭川郷土博物館として使用されていましたが、現在は、旭川ゆかりの彫刻家である「中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館」となっています。

〜施設情報〜


名称:中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館
所在地:旭川市春光5条7丁目
電話:0166-46-6277
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(月曜祝日の場合翌日)・年末年始
駐車場:あり

北鎮記念館

「北鎮記念館」は、明治29年から昭和20年までの50年間にわたって旭川に設置されていた旧陸軍第七師団の資料などが展示されている施設です。

無料で入館でき、係の自衛官の方が展示物や歴史について説明してくれます。館内に入ると、すぐにサイン色紙が!ゴールデンカムイのファンにとっては垂涎ものですよね。

展示されているものは、三八式歩兵銃や村田銃、軍服、アザラシスキーなど、そのままゴールデンカムイの世界。現在は、新型コロナウイルス感染症のため休止中ですが、写真のような衣装を着て記念撮影できる「コスプレコーナー」もあります。コスプレはできませんが、旧偕行社の写真を前に、杉元とアシリパちゃんと一緒に記念撮影することはできますよ。

〜施設情報〜


名称:北鎮記念館
所在地:旭川市春光町 国有無番地
電話:0166-51-6111
開館時間:9:00~17:00(11月~3月は9:30~16:00)
休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)・年末年始
駐車場:あり

 

まとめ

いかがでしたか?ゴールデンカムイでは、アイヌの少女・アシリパちゃんが登場してアイヌ文化が随所で紹介されています。北海道では、白老にウポポイ(民族共生象徴空間)が開業して、アイヌ文化に注目が集まっています。皆さんもゴールデンカムイの世界に浸って聖地巡りをしてみてはいかがでしょうか。

※この記事は『asatan』に掲載された内容を一部変更し掲載しています。
【旭川】ゴールデンカムイの聖地に行って、アシリパちゃんと記念撮影しよう!

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