ショウガオール成分が10倍!蒸しショウガの作り方|カラダネ

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ショウガオール成分が10倍!蒸しショウガの作り方

解説 カラダネ編集部

体にいいことで有名なショウガ。そんなショウガの食べ方としておすすめなのが、「蒸しショウガ」です。ショウガは、蒸して乾燥させることで、含有成分の「ショウガオール」が生のショウガの約10倍に増えるといいます。
蒸しショウガは、簡単に作れて、日持ちし、料理にも使いやすいので、健康のためにぜひ取り入れたい食材です。
一日の目安量は特にありませんが、胃の不快症状などがある場合は少量にすることをおすすめします。また、高熱があるとき、脱水の症状があるとき、1分間に90回以上の頻脈があるときなどは、摂取を控えてください。

今回は「蒸しショウガ」の作り方を紹介。材料はショウガ200gです。

監修:石原新菜(石原クリニック副院長)

引用:本記事は2019年2月16日発売『わかさ4月号』より一部を抜粋しています。

蒸しショウガの作り方

1、ショウガを切る
ショウガをよく洗ってから、縦模様にそって薄く切ります。
目安は1mm幅で薄く切った方が乾燥しやすくなります。

POINT
皮の下には薬効成分が豊富です
皮はむかないようにしましょう

2、ショウガを蒸しましょう
耐熱皿にクッキングペーパーをしき、その上にショウガを並べます。
2~3㌢水をはったフライパンに皿を入れて、ふたをします。
中火で約30分、甘い香りがするまで蒸しましょう。

POINT
シリコンスチーマーや蒸し器でも作れます
・シリコンスチーマー(600W)…5〜15分
・蒸し器…30分
ショウガの香りが甘くなるまで蒸してください

3、ショウガを乾燥させましょう
蒸したショウガを、ザルなどに重ならないように並べます。
天日干しなら1~2日、室内干しなら1週間が目安です。
触ったときにパリパリになっていたら出来上がり。

POINT
・生乾きだとカビが生えやすいので、しっかり乾燥させる
・乾燥のさいに、電子レンジは絶対に使わないようにしましょう
発火の可能性があり、非常に危険です
これで、基本の蒸しショウガの完成です。完成した蒸しショウガは、そのまま料理に使うことができます。また、粉末にして、料理や飲み物に加えるのもおすすめです。

時短で!蒸しショウガをつくる!

蒸しショウガは、ショウガを蒸してから乾燥させて作ります。しかし少し時間がかかってしまうので、「もう少し手軽に作りたい」と思うこともあるかもしれません。
そこでおすすめなのが、オーブンを使う方法です。オーブンを使うことで、蒸す工程と乾燥させる工程を同時に行うことができます。時間がないときはぜひ試してみてください。

オーブンを使った作り方

1、ショウガはよく洗って、皮はむかずに、縦模様にそって薄く切ります。
天板にショウガを重ならないように並べて、80度Cで45分加熱します。

POINT
100度C前後で加熱します
あまりに高温だと薬効成分が壊れてしまうので
なるべく低い温度で火を通しましょう

2、時間がたったら、ショウガを確認してください。
触ってみて、パリパリしたら完成です、
オーブンの性能などで加熱時間は変わるので、足りない場合は10分ずつ延長してください。

保存方法

       完成した蒸しショウガは、密閉容器に入れて保存しましょう。高温多湿をさければ、常温で3ヵ月持ちます。シリカゲルなどの乾燥剤をいっしょに入れてもいいでしょう。

粉末にするのもおすすめ!

すり棒またはフードプロセッサーで粉末にして保存するのもおすすめです。粉末にした蒸しショウガは、料理はもちろん飲み物やスープなどに入れてもいいでしょう。

この記事は、医療や健康についての知識を得るためのもので、特定の見解を無理に推奨したり、物品や成分の効果効能を保証したりするものではありません。

写真/©カラダネ

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